世紀の大発見!チョコレートカップと
BIZEN中南米美術館


2023年8月岡山のBIZEN中南米美術館に行ってきました!
http://www.latinamerica.jp/

中南米系の美術館は国内でもたいへん珍しく、所蔵品も多い
貴重な美術館です。
毎回展示開催期は展示品を総入れ替えするほど
豊富な資料がたくさん!
複製ではなくほとんどが館長のお父様が収集してきた
本物の出土品などを見ることができます。
今回は特別展「冒険!マヤ文明 エピソード2」が
開催されており、楽しみに見に行ってきました。

中南米美術館の入り口。ご来場は予約連絡が必須です。
中南米美術館の入り口。ご来場は予約連絡が必須です。

入り口横には大きなマヤ遺跡コパンの王の石碑!ワクワクが止まりません!


名物館長の森下さん。とても説明がわかりやすく、親切にお話をしてくれます。



そこで見慣れたものを発見!
当店にて販売しているアステカの貴人のチョコレートカップと似たものが!!
商品のリンクに飛びます。

https://nada.shop-pro.jp/?mode=srh&sort=n&cid=&keyword=%A5%C1%A5%E7%A5%B3%A5%EC%A1%BC%A5%C8%A5%AB%A5%C3%A5%D7


当店で販売している複製(レプリカ)土器。
恥ずかしながら、どういった目的で作られていた鉢なのかわからなかったのですが、この日初めて知ることになりました。

この鉢はマヤ文明やアステカ王国で王族たちがカカオをすり潰し、チョコレート飲料を注いで飲んでいたカップだったのです!






森下館長さんにチョコレートカップについて質問したところ、とても興味深いお話をしてくださいました。
以下、まとめましたのでご覧ください。

◯メソアメリカではカカオ水(チョコレート)は1日20〜30杯、王族たちが飲んでいた。
◯チレ(唐辛子)やアガベ(テキーラの原料になったりする多肉植物) の蜜など味付けをしていたが、砂糖は入っていないため、長寿を実現できた。
◯カカオは神様たちのように長生きできると言われていた。
◯実際飲んでいた人たちは90歳くらいまで生きていた。この時代の平均年齢はその半分くらい。そしてその飲み物は秘伝のため世界に伝わらなかった。
◯スペインの征服者たちは王族たちが一日中飲んでいるため、美味しそうだなと輸入し、自分たちの好みに砂糖やミルクを使ったため長生きの飲み物にはならなかった。
◯このカップが大きく、長かったりするのは上から勢いよく注ぎ込むため。
※いまではモリニージョ(泡立て器)で泡立てて飲んでますが、勢いよく注ぐことで空気がたくさん入り、口当たりよくなるためにそういった仕様にしたのかもしれません。

そして最近大発見があったそうです!
チョコレートの起源は約2000年前、メキシコ、グアテマラが通説でしたが、実はアンデスが起源と歴史が塗り替えられたとのことです!
なんと、エクアドルで約5500年前のアブミ型土器に、カカオ成分を発見!
世紀の大発見とのことで、エクアドル 政府は大盛り上がりらしいです。
すごい発見ですね!
これを受けて
BIZEN中南米美術館では2023年10月21日(土)〜2024年3月31日(日)の間、特別展「チョコレートの王国」を開催されるそうです。チョコレートの歴史,中南米の歴史、森下館長さんにご興味ある方はぜひ訪れてみてください。

2023年に東京国立博物館で開催された「古代メキシコ」展でも、チョコレートカップが展示されていました!


当店にて販売しているチョコレートカップ(レプリカ) は
こちら↓をご覧ください。
https://nada.shop-pro.jp/?mode=srh&sort=n&cid=&keyword=%A5%C1%A5%E7%A5%B3%A5%EC%A1%BC%A5%C8%A5%AB%A5%C3%A5%D7

 

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