パラグアイ先住民の
    人たちについて


  パラグアイの先住民の人たちの木彫り

   
 ※ハートにぎたまはミドリの工房の職人の方が
  作成されています。

 パラグアイの先住民の方の作るもの。
 この動物たちは彼らの土地に自然倒木した
 パロサントの木を何年もそのままにし、
 通常では彫刻のできない硬さの木を
 柔らかくしたものを手作業で削って
 動物の形に仕上げています。
 初めて見た時、かわいらしくてなんて美しい
 芸術品なのだろうと思いました。
 それにパロサント香木の香りも
 匂い立ってくるんですよ。


 サグラダファミリア(聖家族)の彫刻
 (非売品)

 この先住民の方達はいったいどんな方なの
    だろう。

  PALOSANRO MIDORI の社長、立川さんに
    彼らにインタビューをしてほしいと
    お願いしました。
  拙い質問でしたが丁寧に答えてくださいました。
 
    彼らの住まいは日本の暮らしのように便利では
    ありません。
    電気は1日に3時間だけ発電所が稼働するのみ。
    移動手段にさえ困っている様子が伺えます。
    電気が自由に使えないため木彫りは便利な
    電動器具は使わず全て手作業手彫りの
    道具のみです。

    それでもこれほど豊かな想像力で作品を作り出す
     彼ら。
    どんなお話が聞けるでしょう。


    先住民 Felixインタビュー
     代表のフェリックスさんにお答えいただきました。
     Gracias!

    ○どちらにお住まいですか?
        どんなところでしょう。

        街の名前:Dr.Pedro. P. Peña
                     (通称:ペドロ・ぺ・ペーニャ)
         https://goo.gl/maps/5P8xXzQmuH3uBbKTA
   
        対岸はアルゼンチンですが、北西のボリビアの
        国境も近いです。
 
        Wikipedia:
         https://en.wikipedia.org/wiki/Doctor_Pedro_P._Peña
 
        グランチャコ地方:
         https://www.webtravel.jp/sanature/10542.html
 
         https://ja.wikipedia.org/wiki/グランチャコ
    
     ○ご家族で木彫りされてますか?
         何人くらいでしょうか。

       
         まず、彼らのコミュニティには、3種族の
         先住民が固まって暮らしています。

         Nivacle(ニヴァクレ族) 
         約50家族=200人程度

         Manjui(マンフイ族) 
         約60家族=240人程度

         Guarani(グァラニー族) 
         約100家族=400人程度  

        *チャマココ族とは、部族の大きな分類で、
           チャマココ族の中でもニヴァクレ族と
           マンフイ族に細かく別れるそうです。
           グァラニー族はチャマココ族とは別の
           部族です。
 
     彫刻を作っているのは、ニヴァクレ族が中心です。
     全部で10人ほどいますが、現在彫刻作業を
     行なっているのは6人です。
     他の4人は別の仕事(住宅建設など)を
     しています。
     マフイ族にも1人だけ職人さんがいる
     そうです。
     それぞれが独立した個人の職人ですが、
     大きな注文などが入ると皆で協力して
     作成するそうです。
 
    Felix Pelarta(43歳)独身:職人のリーダー

     Javier Pérez (57歳) 子供が10人!

     Antonio  Pérez(49歳)子供5人 
   アントニオさんが15年も使っている道具
   最初金属部分は30cm以上あったが、
   今は10cmにも満たない。
   大切に使っている証拠。

 
    購入当時はこんなでした。
 

     Basilio carema(60歳)子供8人 
 
     Eulogio Velázquez(39歳)独身 

   この大きなアリクイはエウロヒオさんの作品
    滑らかにおおらかに彫りあげる技術、
    すべて手作業とは思えません!



    Gervacio carema(28歳)独身? 
     お持ちになっている作品が興味深い!

 
   Genaro Dionicio(43歳)子供6人 
   ヘナロさんだけマンフイ族です。
 
 
   ○年齢はおいくつで、何歳から木彫りを
       はじめましたか?

      フェリックスが木彫りを始めたのは10歳
      からです。かれこれ33年になります。

   ○Felixさんにとってパロサントとは?
     私にとって「すべて」です。
     収入源であり、救いであり、貴重なもの
     であり、成長するためのものです。
 
   ○一つの作品を作る時間はどのくらい?
     早いもので1時間、手の凝ったものだと
     1日くらい。
     最近は少し遅くなったようで、
    「歳かな?笑」と、言っていました。
 
  ○大きいものはどのくらいかかりますか?
     過去最大のものは、1ヶ月かかった。
     その時は2mの大きなワニを作った。
 
  ○木彫りをするときはどんなことを
      考えていますか?

     仕事に集中している。彫刻のこと(作業)
     だけを考えている。
 
  ○夢はありますか?
     最近、コミュニティの若者がドラッグや
     お酒に溺れてしまい、可哀想です。
     彼らを救うためにも、若者たち向けの
     職業訓練センターのようなものを、
     NGO(支援活動)のような形で作りたい。
     そこで木彫りも教えたい。
     また、仕事に関して言うと、パロサント
     木材を運ぶために、移動手段が欲しい。
     車やバイクがベストだが、自転車でも
     いい。
     材料が手に入る場所が遠く、また
     パロサントが重いので、毎回とても大変。
     自転車はあったが、壊れてしまい、買い替えか
     修理が必要。修理するにも材料もない。
   現在徒歩で木を取りに行くのだが、
     重くてとてもたいへんです。

   以上です。
   少しでも先住民の方たちのこと、知って
   いただけましたでしょうか。
   彼らにとって、パロサントは「すべて」
   その言葉にじーんときました。
   すべての一部分をnadaに送っていただいて、
   みなさんにお分けできること、
    嬉しく思います。


   先住民の木彫り作品販売につきまして

   お買い上げの一部10%をチャマココ族の
   方への道具代として
還元いたします。
   パラグアイの奥地で電気のない生活の中、
   すべて手作業で
世界一硬い木を削って
   作っています。

   道具類代を還元することにより、
   これからも彼らの生活の糧となる
   
木彫りが続けられる手助けになります。







 
 
 
 
 

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