2024年 4月28日から29日まで、
 東京おかっぱちゃんハウスにて
 La Fiesta  de la Primavera 〜メキシコの春祭り〜
 
が開催されました。
 その際、フライヤーの作成を
 版画家のSachi Kitayama さんに
 お願いしました。
 中央の版画とともに全体のデザインが素晴らしい
 仕上がりとなりました。
 このフライヤーのビジュアルに魅かれて
 イベントにお越しくださった方も
 多かったのでは...と思っています。

 

    大型のポスターも販売して欲しいとの声があり、
  増刷しました。
  とてもかわいらしい出来上がりでした。

 

 原画を刷った作品。
   販売したところ、すぐに完売となりました。
 メキシコの食や文化を表現した春らしい作品です。

 
 
 さて、Sachi さんとはどんな人物なのでしょう。
 簡単にですが、ご紹介いたします。

 
    Sachi Kitayama

 2008年大阪芸術大学版画コース
 (リトグラフ専攻)を卒業。
 2015年からメキシコ・オアハカへ渡り
 2ヶ月間職人の元でウッドカービング
 (民芸品)を学ぶ。
 2016年より現地の友人の勧めから
 木版画の制作をはじめ、
 また民芸品の買い付けにも携わる。
 各地で出会ったメキシコの職人や
 作品からインスピレーションを
 得た版画を制作している。
 現在はメキシコシティにて活動中。

 
 彼女の制作過程の写真もご覧ください。
 
   まず、彫刻は以前は木版で作成していましたが、
 現在はリノリウムというゴム版のような素材を
 彫刻刀で彫っています。

 

 
   
とても細かく彫られていて、驚きますよ!

 

 
   下絵についてですが、手描きで紙に描いたり
 デジタルで描いたりするのですが、
 今回はiPadで描きました。
 それをレーザープリンターで印刷して
 リノリウムの上にシンナーで図案を転写しました。
 その後、彫り進めます。

 

 
    彫りが完成したら印刷作業。

 インクはオフセットインキ(油性インク)を使用し、
   ローラーでインクを板にのせてプレス機で
   刷っていきます。










 以上、Sachi さんの作品の制作過程など、
   ご紹介させていただきました。

 Sachiさんの創り出す版画の世界、メキシコ愛に
 溢れていますね。
 白と黒の世界、モノトーンの世界ですが、
 温かみやユーモア、華やかさも感じ、
 見ていてメキシコの空気や風、香り、時には
 スペイン語のおしゃべりや動物の鳴き声、
 音楽が聞こえてきそうな時もあります。

 作者の彼女自身そのもの、朗らかで優しい
 人柄が作品に反映されています。
 とても素晴らしい作品を作っているのに
 奢ることなく、謙虚な姿勢を
 崩さない素敵な方なんですよ。
  
 この度 nada ではSachi Kitayamaの作品に
 注目し、販売してまいります。
 
 どうぞこれから彼女の作品を楽しみに
   見ていただけたら幸いです。









 

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